Friday, February 03, 2006

デンマーク対イスラム諸国

イスラム教徒の移民が多いスカンジナビアに住んでいるのでこの話題がどうしても気になる。なんといってもデンマークは殆ど陸続きと言っていいほど近いし、言語も殆ど同じだ。
でも移民政策に関してはここ数年両極端といっていいポジションを取っている。スウェーデンに住むイスラム教徒たちは西欧の「表現の自由」を尊重するし、非イスラム教徒がコーランに従わなくてもしかたがないとの見方をしている。ただ、各紙がこぞってモハメッドの風刺画を再掲載するのは明らかに挑発であり許せないとしている。彼らの意見は私としては納得できる。
スウェーデンのメディアは毎日この話題を追っているが今日はこの一大世界的騒ぎに発展した原因である、デンマークのユランズポスト紙の問題の風刺画を書いた画家たちが生命の危険にさらされているとの見出しを発見した。こうなるとどうしてそこまでオオゴトにするのか良く理解できない所もある。騒ぎの要因は風刺画だけにあるとは到底思えない。いずれにしてもなんとかこの騒ぎおさまって欲しい。いつかキリスト教対イスラム教の世界大戦が起こるのでないかと不安に駆られている。