Wednesday, March 01, 2006

雪の中のコンクリート打ち


スウェーデンで家を建てると驚くことがいっぱいあります。
何よりもビックリしたのは冬のしかも雪が舞う中(実際は時折吹雪のごとく降っていました・・)のコンクリート打ち。現役時代、ゼネコンで現場担当していた建築士の私の父がよく、「また雨が降ってコンクリ打ちができない・・」とか嘆いていたのを思い出し、大雪の朝、集まった業者たちが平然と予定通り、準備を進めているのを見て少々パニック。彼らに確認したところ、「朝、ちゃんとコンピューターで調べたから大丈夫。」とかなんとか気温と湿度なのか何なのかは不明だが、コンピューターにデータを入れて確認したとのことだった。それでも内心、「こいつらマジかよ~」と思ってました。


窓の外には巨大なコンクリート車。


ここで注目!外気温はマイナス4度!!


このゴーストバスターズみたいなオジサンはコンクリートを打つところを風で飛ばして掃除してます。
足の下には電気、上下水道、ガス、セントラル掃除機用のパイプ、床暖房用チューブとありとあらゆる配管が・・


黄色のお兄さんがドロドロとコンクリートを流し、もう一人のお兄さんがミキサーみたいなものでかき混ぜながらペッタンペッタンと手際よく表面を整えていく・・・。

ここで大事件!
追加のコンクリートを運んできた車が溝にはまって全く動けない状態に!車が重いのでどうしようもない!!


丁度よかったとばかりにパワーショベルのお出まし。押してみる・・・けどダメ。


押してもだめなら引いてみなということで、垣根の一部を掘って外に出たパワーショベルが前から回り込んでひっぱってやっと脱出できました。
めでたしめでたし・・・。 (掘り起こされた垣根は元に戻されました。やれやれ・・。)
とまあ、こういう風に北国での工事は気候に関係なく執り行われるのでした。