Sunday, March 05, 2006

ヴァーサロペット(Vasaloppet)



今日は3月の第一日曜日、Vasaloppet(ヴァーサロッペト)の日です。Vasaloppetは世界で一番、歴史が長く、距離が長い(90Km)クロスカントリースキーの競技会です。
第82回目の今日は世界30カ国から14796人(完走者)が集まり、90キロの長距離レースに挑みました。登録したのは15800人のでしたので1000人くらいは途中で脱落した・・ということでしょう。
今年の優勝者はDaniel Tynell(スウェーデン)、タイムは4.34.09 、賞金は89000クローネ、約133万円。4時間半で90キロを走破したわけです。ちなみにDanielは2002年に続いて今年が2回目の優勝だそうです。ゴールではモーラの伝統民族衣装をまとったクランスクッランと呼ばれる美人に冠をかけてもらいます。
今年の女性のトップはイタリア人、Cristina Paluselli 、タイムは4.59.24 でした。
テレビで中継を見ていたら、日本人のShunsuke Komamuraという人が第3区間をトップで走っていてビックリしました。結果は残念ながら43位だったみたいです。(こういうのが全てインターネットで見れる!)
このVasaloppet, 第一回は1922年でしたが、名前の元になったこのレースのアイデアは1521年、デンマークの支配下にあったスウェーデンでノルウェーに向けて逃走中だったのちの国王、Gusutav Vasa(グスタフ・ヴァーサ)を助けるため、Mora(モーラ)からSälen(セーレン)までスキーを履いて追いかけた二人の若者の90キロのレースに由来するそうです。
このVasaloppetはスウェーデンの誇りでもあり、色んなエピソードがあります。毎年、参加者に振舞われるブルーベリーのスープ、今年は55,000リットルだったそうです。
ちなみに私の旦那さまも一度チャレンジしたことがあり、真ん中くらいで完走したそうで彼のちいさな自慢の種になってます。