Tuesday, January 03, 2006

ストックホルムの新環境税


今日、1月3日から「ストックホルムの挑戦」とでも訳したらいいでしょうか、新しい交通税(環境税)の試験期間(約6ヶ月)が始まりました。ストックホルムのラッシュアワーの渋滞は有名ですが、環境によくないとか、時間、エネルギー、金の無駄ということで市内に入る車全てに通行料が課せられるようになります。
土日、夜間を除き、ラッシュアワーには最高20クローネ(約300円)が課せられますが、このシステムとにかく設置に莫大な費用がかかっているので絶対に元はとれないといわれており、しかも課金ゲートを通ってから5日以内にコンビニ(らしきもの)で支払うなんて信じられないくらい面倒なものでそれがいやなら自動的に課金されるデバイスを車のフロントグラスに付けるというもの。我が家は2台車があるので2台とも申請して設置しましたが、市外で働いているため殆ど使用することはないです。このコストっていったいどのくらいになるのかといえば、3、800ミリオンクローネ(約570億円)を投資して、収入は毎月7,500万クローネ(約11億円)だと市は発表していますが・・ロンドンやシンガポールであるまいし、そんなに収入があるものかなあと少し疑問。あとはシステム管理や支払いの管理にいったいいくらお金がかかっているのかも疑問。
個人的には基本的に地下鉄の便が悪く、地下鉄・バス統一の定期券が月額600クローネ(約9000円)もするのがいけないような気がします。
これで今の与党は野党になるともいわれてます・・。どうなることでしょうね。