Tuesday, December 13, 2005

ルシア祭


12月13日はルシア祭の日です。毎年、一年で一番暗いこの時期に光の聖人ルシアを祭り、暗い夜を吹き飛ばしてもらおうというイベントです。聖人ルシアはイタリアのシシリーのシラクセ出身だそうでローマ暦では12月13日が冬至だったらしくこの日にルシア祭を行うんだそうです。
ルシア祭のメインテーマは「サンタ・ルシア」です。日本人の私にはこれまで陽気なイタリア音楽の象徴であったこの曲、スウェーデンに住み始めてクリスマスの音楽に変身しました。

スウェーデンでは村や町、学校、職場、どこでもこのルシアをお祝いします。まだ真っ暗な早朝、ルシア役の女性が白い長い衣装に頭には八つ墓村(古い?!)のようなロウソクをつけた冠(光を意味すると思われる)をかぶってお供を連れて歌を歌いながら練り歩くのです。ルシアトーグ(ルシアの行列) と呼ばれます。
このルシアの選出はスウェーデンの「ミス・コンテスト」みたいなもので毎年壮絶な競争が行われます。でも最近は美人だけではダメで頭の良さがコンテストに勝つ秘訣になってきているそうです。才色兼備でないといけないわけですね。

ということで、私の息子たちが通っているデイケアでもイベントがありました。上の写真は長男のデイケア、下は次男のものです。子供たちは「サンタ・ルシア」を含むルシアソングを披露してくれます。
ルシアは女の子ですが、男の子たちはファーンゴッセ(星の子、頭に長い帽子をかぶって白い服を着ている子)やペッパーカーカグッベ(ジンジャークッキー、茶色いクッキーの衣装の子)、トムテニッセ(スウェーデンの伝統的なサンタみたいなもので妖精のようなもの―赤い帽子をかぶっている)に扮装します。

いやあ、伝統行事なだけあって説明が難しいです、、なんとなく雰囲気はつかめますでしょうか???