Saturday, December 10, 2005

ノーベルディナー

毎年12月10日はノーベルディナーの日。その年のノーベル賞受賞者を囲んでスウェーデンの王室勢ぞろいで参加する世界で一番豪華な晩餐会(かもしれない)。各賞の受賞者はそれぞれ16名ずつこのディナーに招待できるそうで、ストックホルムの市庁舎にあるブルーホール(青の広間)に入る招待客は総勢1350名だそうだ。ディナーは毎年凝りに凝っていて、たとえば今年のメニューは9月頃に既に決定していて準備されているとか。サービスするウェイターたちもこのために訓練された人たちでこの人数にフルコースのディナーを手際よくサービスする。勿論音楽のエンターテイメントも入る。おまけにスウェーデンでは毎年、テレビでこの模様を全て生中継する。今年のテーマはノルディックライトだそうで、音楽はスカンジナビアン色の濃いものでした。2002年に日本の田中氏と小柴教授がダブル受賞したときはストックホルムに100人以上の日本人ジャーナリストが殺到。街中を田中氏を追っかけまわす姿がTVにも放映されました。今年はテレビで過去の授賞式の様子を紹介したとき、日本人で始めて受賞した湯川博士と着物姿のその奥様が映って「当時は日本でものすごい反響だった」とナレーションがはいってました。
とまあ、スゴイ騒ぎなのですが、スウェーデンの企業で働きはじめるまでアルフレッドノーベルがスウェーデン人で、ノーベル財団がスウェーデンにあることも知らなかった無知な私・・・。いずれにしてもスウェーデンは小さい国だし、この毎年恒例の豪華なイベントは一年で一番大きなイベントになっています。ちなみにスウェーデン語ですが、ディナーの様子がビデオがここで見れます。http://svt.se/svt/road/Classic/shared/mediacenter/index.jsp?d=44974&a=502596
上の写真はビクトリア王女。彼女が王位継承者です。弟がいるんですが、彼女が生まれたときに王位後継者を彼女にすると決められたそうです。日本でもありえるかも・・しれませんね。(写真、勝手に拝借してるからまずいかなあ・・)