Tuesday, May 02, 2006

確定申告とゴージャスディナー

5月2日は税金の国、スウェーデンの確定申告の日。スウェーデンでは国民全員が各自、確定申告をする。会社勤めでも、株をやったり、家を貸していたり、副収入がある場合があるからだ。どんな小さな税金も取り逃さないぞ~という税務署の意気込みを感じる制度だ。スウェーデンの銀行口座は税務署に詳細なデータを提出する義務があるので国民の個人資産も完全に(といっていいほど)把握されていて、この確定申告用の用紙には事前に殆どの情報(金額)がプリントされている。ここまで国民番号制度がしっかりしているのもちょっと考え物かも・・・。
いずれにしても毎年、この確定申告の締切日の夕方には各市役所や税務所に長蛇の列ができ、ラジオで税務署へ向かう車の交通渋滞のニュースが流れる。
でも、IT先進国のスウェーデンでは変調が現れつつあり、今年はなんと2 654 535 人がインターネットで申告をしたそうだ。インターネットで申告するにはE認証が出来なくてはならないのでさほど複雑ではないとはいえ、銀行などに申し込み、ダウンロードしたりしなくてはならない。さすが、銀行窓口業務の殆どがインターネット化されている国だなあ。と思ってしまった。
ちなみに我が家も去年はネットで申告したが、今年は不動産売買があったのでマニュアルでしなくてはならず、しぶしぶ最終日に市役所へ届出した次第。 やっぱりインターネットは楽だったとは我が家の大蔵省の談。

そして、夜には初めて子守のお姉さんをお願いして旦那様と二人でディナー。
Pontus in the Greenhouse という、スターシェフがいるかなり高級なレストランで日本の会席料理のように、11品も小さな凝った料理が出されるというコースをいただいた。実は主人の会社からなにかのご褒美でいただいたディナー券の有効期限が切れるからと急いでアレンジしたからなのだが、本当に、美味しい料理で超・久しぶりのゆっくりディナーが堪能でき、幸せいっぱい。
子守のレナさんも、バッチリ初仕事してくれました。めでたし、めでたし。